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6/19 国立劇場

6月歌舞伎鑑賞教室「義経千本桜」を見てきました。こんなに前で歌舞伎を見るのは初めて!というお席で、双眼鏡越しでは見えないものや聞こえな音も聞こえて新鮮でした。が、なんせ演目の「義経千本桜」河連法眼館の場がですね、たびたび上演されるものなのであまり新鮮味がなくて(先月も見たぜ!)睡魔に教われてしまいました・・・ごめんなさい。

解説 歌舞伎のみかた   中 村 壱太郎



義経千本桜 (よしつねせんぼんざくら) 一幕
河連法眼館の場
  中 村 翫 雀
  中 村 亀 鶴
  坂 東 巳之助
  中 村 壱太郎
  中 村 隼 人
  坂 東 竹三郎
  市 村 家 橘

まずは解説。いきなり隼人くん( 静御前 )が正面にいてびっくりwうむむ・・・彼のお顔立ちは美形だけど男っぽいので女形の化粧はイマイチかな・・・遠くで見ればまた違うのかもしれないけど。捕まってしまった静御前を助けに巳之助くん(佐藤忠信)がだーっと花道からやってきて殺陣。と、なんの説明もなくいきなり歌舞伎を見せるという去年とはまた違った解説の入り方でした。
そして解説の壱太郎くん登場。彼は写真より実物の方がいいですね。素人さん2人を舞台にあげての体験は若いおにーさん2人組(中山くん?と森田くん)、この2人が妙に舞台慣れしてて、年齢的にももしや歌舞伎御曹司の学友かしら?と思いました。最後の感想で「照明がまぶしいのでお客さんが見えないから大丈夫でした」みたいなこと言ってたかな。
体験は、巳之助さんがお手本をみせる「見得」と隼人くんがお手本を見せる「女形の姿勢」。御曹司同士のからみは見てて楽しい〜。隼人くんが17歳と紹介されるとざわめく会場、だけどたぶん彼の素顔を見せた方がもっとざわめくと思うよ(きゃーかっこいい><!ってなるはずw)女形の姿勢から普通の姿勢に戻ったときのギャップが楽しかったー、それだけ女形の姿勢ってとてもよく考えられているのね、素人2人組でもその姿勢をやるとなんとなく女っぽかったからね。
本編の歌舞伎の方は、壱太郎くんの女形がかわいらしかったです。女形はやっぱり曲線よね。翫雀さんっておいくつなんだろ?壱太郎くんのパパってことはそれなりのお年のはずだけど、運動量すごい。先月の明治座で同じ役を勘太郎さんが演じてて、途中、上からくるりと出てくる場面があったのですが、まさかあれを翫雀さんやらないよね、無茶だよね・・・と無駄にどきどきしちゃいました(結局、そこは下から出てきた)。
普段は全く聞こえない、役者さんの息づかい(見得のときにすごい力んでるのね)や足音、顔に浮かぶ汗やシワwなどが見えたのも貴重な体験でした。普通の歌舞伎より全然親しみやすいのでちょっと歌舞伎に興味ある〜って人にちょー勧めたい!お値段もお安いですよ〜