四月大歌舞伎・昼の部
久しぶりに新橋演舞場へ行ってきました。三津五郎さんきゃわー!でした^^
一、お江戸みやげ(おえどみやげ)
お辻 三津五郎
文字辰 扇 雀
お紺 孝太郎
鳶頭六三郎 亀 鶴
角兵衛獅子 巳之助
女中お長 右之助
市川紋吉 萬次郎
阪東栄紫 錦之助
おゆう 翫 雀
三津五郎さん翫雀さんの2人のおばあさんコンビがめちゃめちゃかわいくて素敵だった!・・・けどいろいろと身につまされるお話でもあったわー><。
旦那に先立たれた2人は常陸の国から上京、約1年間の行商を終えて田舎に戻るところ。ちょー締まり屋さんのお辻も、おゆうさんの強引さもあって江戸土産に芝居を見ることに。そこで人気役者に心奪われ、役者と役者の恋人のために、全財産(13両)をなげうって助けちゃうのですよ。当時、10両でも庶民にとってはとんでもないお金(10両盗むと死罪)、それを、あんなにもケチだったお辻さんが初めて惚れた男のため、しかもちょこっと手を握ってもらっただけで酔ってた勢いもあるけど、ぽーんと出しちゃうの!もっと身につまされるのは、それでお辻さんは幸せなんだよおおおおお><!それってまるで私じゃねーかっ><><><!周りがどんなにあきれるような行動でも、幸せなんだよね、ね!!!わかるよ、お辻さあああああん><
しかしまあ、役者さんは今でもお得意さん接待とかあんのかなー、大変だなー。
二、一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)
一條大蔵長成 菊五郎
常盤御前 時 蔵
八剣勘解由 團 蔵
鳴瀬 家 橘
お京 菊之助
吉岡鬼次郎 團十郎
滝さまの「義経」では蛭子さんが演じてた人ですね、これ。うつけ者と世間には思わせておいて実は切れ者だった、というお話。菊之助さん、どんどん貫禄が出てくるわ〜團十郎さんとは親子ほど歳が離れてるはずなのに、見た目も雰囲気もすっかり夫婦。でもお芝居のテンポのせいか、ものすごい睡魔に襲われて、半分くらい寝ちゃったよ・・・
三、玩辞楼十二曲の内 封印切(ふういんきり)
亀屋忠兵衛 藤十郎
傾城梅川 扇 雀
丹波屋八右衛門 三津五郎
井筒屋おえん 秀太郎
槌屋治右衛門 我 當
わはは、これは歌舞伎にありがちな、男って・・・・となるお話wwwそんなもん、もうちょっと我慢しろや〜お金ないのは事実なんだからさ〜気が短すぎるんじゃーい!と今の時代なら思っちゃうよね。主人公を散々バカにする悪役の三津五郎さんが、一幕とはうって変わってかっこよかった〜ながーーーい台詞もすらすらと。
これを悲恋物語といわれても・・・違うだろっとつっこんじゃうよね^^