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12/5 日生劇場

十二月大歌舞伎見てきました〜まず、あそこの劇場へ行くと見慣れた顔が数人いらっしゃるので(特にグッズ売り場のおにいさんとマロ顔のおねいさん)なんだかテンションあがります、お仕事おつかれさまです!と声かけたくなるよ(笑)
歌舞伎は久しぶりに若手大活躍で楽しかったです〜歌舞伎界のじたんは梅枝くんですから!そのわりには何の役なのか把握してなくて、女形じゃなくてびっくりしたw以下、ネタバレ含みます。

通し狂言
一、摂州合邦辻(せっしゅうがっぽうがつじ)
  序 幕 住吉神社境内の場
  二幕目 高安館の場 同庭先の場
  三幕目 天王寺万代池の場
  大 詰 合邦庵室の場
玉手御前  菊之助
羽曳野  時 蔵
奴入平  松 緑
次郎丸  亀三郎
俊徳丸  梅 枝
浅香姫  右 近
桟図書  権十郎
高安左衛門  團 蔵
おとく  東 蔵
合邦道心  菊五郎

ちょっとちょっと!梅枝くんがこんな重要な役で出番たくさんだなんて知らなかった><!私、あと数回は通わなきゃダメなんじゃないのこれ><!と思うくらい梅枝くんがたくさん出てた\(^▽^)/しかも立役!!!なのに双眼鏡忘れたアホですよよよ・・・。そして歌舞伎のお話はジャニもびっくり!な展開が多々あるのですが、今回もすごかった・・・
跡継ぎに決まっている超美男子・俊徳丸(梅枝くん)にはやっぱり超美人さんの浅香姫(右近くん)という婚約者もいます。それを良く思ってないのが腹違いの兄・次郎丸(亀三郎)、なんとか家督を自分のものにしようとたくらんでいます。そして父の後妻・玉手御前(菊之助)に「夫婦になってくやれ〜」と迫られた上、毒を盛られ無残な姿に・・・(涙)。家督は次郎丸に譲ると書置きを残して出奔します。俊徳丸の後を追おうとする玉手御前とそれを阻もうとする家老の妻・羽曳野(時蔵)。この2人の立ち回りがすごかった〜女の争いってきょわい><!菊之助さんにすごい迫力があって、視力の悪い私には菊之助さんがしのぶちゃんに見えたよ(笑)なんだかんだあってw結局、俊徳丸と浅香姫は危ないところを玉手御前の父・合邦道心(菊五郎)助けられてそのままかくまってもらっているところへ、俊徳丸の行方を追い続けていた玉手御前がやってくる。いや〜このときの花道を歩く菊之助さんがキレイだった〜紫がかった黒の着物がお色気むんむんwさらに俊徳丸に迫ります。イヤホンガイド情報によると玉手御前は腰元あがりの後妻でとても若く、俊徳丸とは2〜3歳上なだけ(20歳くらい)。なのに浅香姫との迫力やお色気の違いがすごかったわあああ、恋に狂った女の情念ってやつですか。自分の娘のあまりの情けなさに、娘を手にかける合邦道心。菊五郎さんのこと、見るたびに好きになってくなぁ感情豊かですごいいいおじさんに思える。悲しみつつもこれで一件落着かと思いきや実は!玉手御前は本当は旦那思いの良い人で、今までのことは次郎丸と俊徳丸、2人の命を助けるための大芝居だったと!!!えええええーーーーー!!!!しかも!俊徳丸の病気を治すには、寅年寅の月寅の日寅の時刻に生まれた女の肝臓?の生き血を、毒を飲まされたのと同じ器で飲むことが必要であり、それに該当するのが自分だと。そのために俊徳丸を追いかけていたのだと。えええええーーーねえさん、あのお色気は全部芝居だったというですかああああ、みんなびっくりだよ!イヤホンガイドでは、それでも本当は俊徳丸のことが好きだったんじゃないか、と解釈する人が多いようです、とか言ってたけども。たしかに、あの迫力は本気だろー!と思っちゃうところが役者さんの凄さなんですかねぇ。
あと、これもイヤホンガイド情報で、歌舞伎では女性が両手で男性に触れると「あなたが好きです」というサインです、と言ってまして、あああああいわもとくんんん滝ちゃんねるでは真田くんに、Mステ終了後はふっかに*1後ろから肩に両手置いてたよねええええと思い出してしまいました。いや、別にそんな意味は含まれていないはずだけどwww(ごめんなさい私は腐ではありません、マジで)

平城遷都1300年記念
二、春をよぶ二月堂お水取り
  達陀(だったん)
僧集慶  松 緑
堂童子  亀 寿
練行衆  亀三郎
 同   松 也
 同   梅 枝
 同   萬太郎
 同   巳之助
 同   右 近
青衣の女人  時 蔵

わああああ奈良のお水取り!これちょい前にBSでちょうど見た!!すごい迫力で、人生で一度は生で見たいものの一つです。んで、歌舞伎。これ、すっごくよかった!!!!松緑さん&時蔵さんのしっとりとした踊りから、松緑さんTOPでバックがまるでJr.わらわらみたいな群舞まで盛りだくさん!フォーメーションがキレイに変化したり、炎チームと水チームに分かれて踊ったりでテンションあがるー!イヤホンガイドによると自分の五体を打ちつける修行(修行の名前忘れちゃった)で、かなり足踏みバシバシ激しかったです。そうそう、途中、修行僧がごろごろ床を転がりまして、ぎゃああああいわもとくんんん><><><!と看守パフォーマンスを思い出して大変でした(笑)この演目、滝さまやればいいのにーw

*1:番協さん情報