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8/17 3部 新橋演舞場

東海道四谷怪談(とうかいどうよつやかいだん)

序幕 浅草観世音額堂の場より  大詰 仇討の場まで
お岩/小仏小平/佐藤与茂七  勘太郎
直助権兵衛          獅 童
お袖             七之助
お梅             新 悟
茶屋女房おまつ        歌 江
舞台番            猿 弥
宅悦             市 蔵
伊藤喜兵衛          家 橘
民谷伊右衛門         海老蔵

四谷怪談の話、知っているようで全然知らなかったぁぁぁぁ><!!!そして勘太郎さんがこんなにも凄い役者さんなのも知らなかったぁぁぁぁ><!!!特にお岩さんがどんどん変化していく様がもの凄く説得力がありました。最初は悪い男に惚れちゃった控えめで弱い女房なんですよ。見てるこっちがちょいイラッとするくらいに(もうちょっと反抗しろやー、笑)。それが夫に裏切られ毒を盛られ見た目もだけど、まとう雰囲気がどんどん違うものに変わっていく、こわいくらいに。最後は完全に人じゃなかったよね、あれ。
伊右衛門ってのは心底悪い人なんだけど、それでも女が惚れるイイ男じゃないと務まらないわけで、その点、海老さますげー><!なんちゅう悪い男!!
演出もかなり面白くて、途中の話をはしょる部分を一人の役者さんが出てきて語ってくれるのですが、その〆が「四谷怪談を上演すると、そこにはお岩さんが現れると言われています、ほら・・・あなたの後ろに・・・」で会場が暗くなりまず3階席に人魂が!きゃぁぁぁぁぁぁ><!!!悲鳴が会場に響き渡る!いや、あれは私でもびびるわ。ざわつく場内にさらに2階、1階からも悲鳴がぁぁぁぁ><!!あぁぁぁぁお化け屋敷状態wwww
幕が開いてからも、勘太郎さん扮するお岩さんがいろんなとこからいろんな登場するわ、最後の対決の殺陣(海老さまvs勘太郎さん)は歌舞伎にしてはもの凄いスピードで迫力満点。わぁぁぁ楽しかった!まさかの4時間近い上演もあっという間!
今回は花道がバッチリ見える席で見れたことも大きいかもしれないけど、じっくりお話や演技を楽しむ場面もあれば、きゃぁぁぁ><!と演出で驚かされる場面もありで、今までみた歌舞伎の中でも1番と言えるほど良かったです、予想外だわ。見てよかった!