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12/5 文楽鑑賞教室

土曜日は国立劇場文楽鑑賞教室へ行ってきました〜。以下、興味のある方のみどうぞ。
まず入場にもらえるパンフレットが豪華なんですけど!モノクロですけど、写真付きで物語や人形の解説があり、おまけに台本まで載ってる〜素晴らしいです。

まずは義太夫さんと三味線のお二人での解説。これが、本当に漫才のような面白さ!こんなにトークがお上手だなんて意外だわ。内容も私が無知なのもあって、新鮮で面白かったです。三味線の三本の弦が「天(高い音を出す弦)地(低い音)人(中間の音)」を表しているとは知らなかった。同じような場面でも、登場人物によって義太夫と三味線の音の調子を変化させて違いを表す様子を実践してくれたのもすごかった〜。
次は人形遣いの方による解説。ちょっとした細かな動作でも、人形の感情表現が全然変わって見えるのねぇ、すごいなぁ。このへんの感覚はダンスと同じですなぁ。

毎回、同じ感想になっちゃうけど、義太夫のおっさんすげぇぇぇぇ!!!!ついつい、人形から目を離して義太夫さんを見ちゃうもの(笑)どんなに不景気でもコレを上演すれば大入り満員になるという演目、ですが私はどうにも忠臣蔵が苦手です。全体的にイマイチ誰にも肩入れ出来なくて・・・。動きが少ないという子供のような理由からですが、特に切腹の場が苦手かなぁ。ここは「通せん場」と言い、観客の途中での出入りは禁止となる非常に厳粛な場面で、物音ひとつない中、内蔵助の到着を待ちつつゆっくりと事が進むのですが、私にはこの緊張感が耐え難い!滝さま演舞城くらいの尺ならいいんだけどなぁ(一緒にすんな)。忠臣蔵ってみなさん、どんな風に楽しんでいるんだろう?うむむ・・・自分の感受性の乏しさを感じる演目だわ・・・。
あ、でも屋敷を去る内蔵助の場面は好きでした。セットがパタパタしてお屋敷が遠ざかるところに感心した!←やっぱり動くものがないとダメみたいです(笑)