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リチャード三世

まずはコレの感想から。ACTシアターは傾斜があり席も交互に配置されているのでとても見やすい劇場でした。休憩も入れて約3時間半の舞台、前半はちょっと眠くなった時間もあったけど、後半はぐいぐい引き込まれました。シェイクスピア劇の面白さや、なぜに演劇人の多くが演じたがるのか、今までさっぱりわからなかったけど、今回の舞台を見てちょっとわかったような気がします。
(ほとんど観たことないけど)シェイクスピアといえば、聞き慣れない言葉や言い回しによる膨大な台詞にちっとも感情移入できず、ぽかーん?で終わるものだったのに、なぜかこの長台詞がすごくよかったんですよ。独特の言い回し(まどろっこしいカンジ)も、現代的なものが混ざる演出によっていつの時代かよくわからないあの舞台にシックリきてた。古典なのに未来っぽい?
ショックの劇中劇で聞いたことのある台詞が本当にそのまま同じで、誰がどこでどんな風にやっても台詞は同じなんですね。そこがシェイクスピアをやることの意義なのかしら?同じものをやっても、やる人によって全然別物になるから挑戦したくなるのかなぁ。『やっと不満の冬が去り、栄光の夏がやってきた』(でしたっけ?)では脳内で「つばさー!」と叫び、『お前は平和な大地を忌まわしい地獄にかえてしまった。今は悲痛の叫びでいっぱいだ』ではリカ!と思ってました(笑)ちなみに私の中でのリカ=まりか嬢です(たぶん少数派)ご一緒してくれたのがリンク先のChicaさん(http://blogs.yahoo.co.jp/taguchi_dream)だったのでショック話でもわかり合えて楽しかったです♪今井さんもお隣りなんだから観たらいいのにね。
音楽や効果音、照明などは派手でいかにも新感線だったな〜。古田さんのリチャードは、本気で極悪!お茶目さを武器にしてるもの(笑)あの人をみるたびに、なんであんなおっさん(失礼)がかっこよく見えるのか不思議で仕方ない。河野さん(とーまのCRBのヘンデル王子)の声はすぐわかる!アン王女の安田さんがすっごい美しかった(実は同い年・・・・遠い目)可憐な美しさですよね、頭ちっさ!
わー、お昼休み終わっちゃったのでとりあえずUP。