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4/19 夜 世田谷パブリックシアター

森田剛くん主演「夜中に犬に起こった奇妙な事件」を観てきました、三茶に行ったの10年ぶりくらい。

幸人(ユキト) 森田 剛
広美(ヒロミ)幸人の母親 高岡 早紀
瑛子(エイコ)幸人の指導担当教員 小島 聖
誠(マコト) 幸人の父親 入江 雅人
白瀬(シラセ) 近所の老婦人 木野 花
西尾 まり 宮 菜穂子 柴 一平 石橋 徹郎 久保 酎吉

出演者はほぼ出突っ張り、演じてない時は脇の椅子に座って劇中劇をみてる観客の役割なのかな。椅子や机などの小道具をささっと移動させての場面転換も全て出演者が行うという、役者ってすごいぃぃぃと思う舞台でした。以下、ネタバレ含むのでご注意を。私の人格も疑われそう…

これは感想書くの難しいなぁ…。
剛くんの舞台は高値安定の素晴らしさで毎度驚嘆するしかないのは今回も同様だけど、私がアスペルガーとか自閉症とか知的障害に対してどう接したらいいのかわからない「怖さ」を普段から感じているから、幸人くんが怖かったです。幸人くんというか、障害が怖かった(全ての障害を一緒にしちゃダメだけど)。幸人くんのことかわいいなんて全く思えなかったです…
あの中で私に一番近いのは母親と一緒に東京へ行き暮らしてる男性だな、と思いました。だから、ラストもベージュちゃんは激きゃわでしたけど、ほんわか〜な気持ちにはなれなかった。幸人くんは来年は数学の1級を受けいずれはどこかの大学へ行き、どんどん大人になっていくのでしょう。でも常に心配は消えないでしょ?(この辺りは母親目線なのかな)「僕はなんでもできる」って本当に?幸人くんがこれから進む道にまたエイコ先生のような理解者に巡りあえますように、とか本気で祈っちゃう。
こんなこと考えちゃうくらい、劇を劇としてみれなくなるくらい、剛くんの幸人くんがすごかったってことだよね。
父親もつらいよー。ベージュちゃんを通してまた親子関係が戻るものなの…?うむむー。障害に対して浅はかで未熟な私はマイナス面しか想像できないけど、どうしたらいいんでしょうね(知らんがな)。

舞台が静岡→東京駅→葛西となるのはどこも馴染みの場所なので個人的には嬉しかったです、静岡駅の駅ビルはパルシェって言うんだぜ〜懐かしい。ちなみに私も葵区(千代田)に住んでたよ^^

あと、私が障害者が怖いのは小学生の頃、ちょっとそれっぽい子につきまとわれたり、大人になってからも駅のホームで突き飛ばされたりしたからです。私からは何もしてないと思うんだけど…謎。