8/3,8/10 帝国劇場

8月の前半に「二都物語」を観てきたという記録をのこしておかねば。

東宝さんの新作、しかも大好きな浦井くんと井上くん！ということでふくらむ期待。見終わってすぐの感想は「イイんだけど何か足りない」でした。もしかして何度も観るたびに良くなっていく舞台なのかもしれません。

井上くんはここで何度か言ってるように声質は好みじゃなんです。でもやっぱり上手いと思うし役のイメージもぴったりで素敵でした。浦井くんとのW主演…のはずなんだけど、これはもう井上くん主演でよろしいのではないでしょーか。それくらいフルで活躍してた印象。人生の最後でお針子さんと心を通わせるのがせつなくてね…もっと前に、他に目をむければよかったんだよおおお＞＜。。。でもそれができないのがシドニー・カートン…

浦井くんは王子様だった！（笑）かっこよかった！！かわいくて愛されるべき人物なのはよ〜く伝わりました。でもね、どうしてもシドニーの方に感情移入しちゃうから、ルーシーがシドニーよりもダーニーを選ぶ強烈な理由が見えなくて＞＜ただ単に先にプロポーズされたから？とか思っちゃう。ダーニーの魅力がもっと描かれる場面が欲しかったな〜と思いました。これが足りないと感じたところなのかな。私、浦井くんファンだから。

ヒロインのすみれさん。見た目はスラリと長身・小顔で非常にお美しく、最近の若手ミュージカル女優さんにはいなかったタイプで貴重な存在だと思います。でもな〜もともとの声質のせいなのか、まだまだ緊張しているのか、“かたい”印象が拭えませんでした。歌を聴いていてもこちらがハラハラ緊張しちゃう＞＜ほんと、姿カタチが美しいので、声も歌も良くなっていくといいな〜と思いました。

マダム・ドファルジュの濱田さん。この方は逆に上手すぎて、感情入りすぎて怖かった…（素晴らしいことなんですが）。毎回の消費エネルギーすごいんだろうなぁ。憎しみのパワーは恐ろしいです、はい。
ほか、おなじみの俳優さんたちはさすがの安定感で。岡さんの侯爵、素敵でした☆