大鹿村騒動記

原田芳雄さんの遺作であり、お友達のオススメ映画＆歌舞伎が関係しているお話、というので見てきました。一律1000円なの知らなかったよー。歌舞伎も見始めてまだほんの少しの初心者なので、映画内で上演される演目が何かはわからなかったけど*1まあ、私が知っているかどうかは重要ではなくて（演目には意味がある）。以下、ネタバレってほどでもないけど一応隠します。
今まで人には言ったことないけど、実は私、岸部一徳さんがけっこう好きなんですよね。そのせいもあって、彼に一番感情移入してしまいました。やったことは悪いけど憎めないキャラだし、せつないよね？また原田さんがかっこいいから、彼のせつなさがひきたつ。お風呂に飛び込んでぷかぷか浮いてる姿とか笑っちゃうけど、すごくわーかーるー！というカンジ。
ちょい役の瑛太もよかったし、住み込みバイトくんも、みんなみんなよかった。コミュニケーション苦手で村に住むことなんて一生ないであろう私から見れば、逆にファンタジーな世界だったなぁ・・・

*1:後で調べたら「六千両後日之文章 重忠館之段」で、大鹿歌舞伎にだけ伝わる演目らしいです。