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十三人の刺客

わたくし、スマにはあんまり興味ないけど吾郎ちゃんだけは昔っから好きでして!それこそ森くんもいて「スマで誰が好き?」というのが働く女子たちの挨拶になりだした時代に「吾郎ちゃん」と答えると「えぇぇぇ??」という反応されたものです(笑)そんな吾郎ちゃんの評判が上々らしい&予告編を見たときにこれは映画館で見たい、と思ったので、映画の日に見てきました。いつもはガラガラのレイトショーの時間に女性の姿が多かったのはたぶん大奥ですね、十三人はほとんどが男性客でした。以下、ネタバレ含みますのでこれから観る予定の方はご注意を(読まないで観た方がいいと思います!)。
出演役者と役名をしっかり把握しておらず、観終わってからHPで石垣くんの出演を知りました。他もライバルが市村さんだったり、山田くんが重要な役だったり・・・豪華な面子だったのね。

  • 吾郎ちゃん

まるで正しいことをしているかのように、冷静に、堂々と(?)暴虐を尽くしていくのがよりいっそう恐ろしい・・・狂人として扱えればどんなによかったか。吾郎ちゃん適役だなー。何をしても本気で感情を動かされることがない。何をしても将軍の弟という立場によって許されてしまう。ほんっとに最低の人間なんだけど、吾郎ちゃんが演じることによって、単なる悪人じゃなくて、そうなってしまった背景を見てるこちらが勝手に想像してちょっぴりせつなくなったりしちゃう。この人は誰かに本気で怒って欲しかった、止めて欲しかったのかもしれないな〜とか。まぁ、そんな人がいたとしても切り殺してたと思うけどwww最後、死を前にして痛いとか怖いとか言いつつも「今日が一番楽しかった。」って・・・それどんな人生よ><。

  • 伊勢谷くん

かっこいい><!刺客に最後に加わる彼だけが“侍”ではなく山で生まれ育った野生人。どろどろできちゃないけど、ギラギラ鋭くてかっこいいの!伊勢谷くんと言えば「人間失格」しかちゃんと見たことないけど、いい役者さんなのねぇ。“侍”ではない彼は自分とは全く違う生き方をしているということで、山田くんは彼が気になって仕方ないんですよね?そしてやっぱり彼に目をつける吾郎ちゃん。この辺りも考えると深いよーな気がする。最後の登場は謎ですなぁ、あれは山田くんに“ちゃんと帰る場所へ戻れよ”と伝えるために出てきてくれたんだと解釈しておきましたけど、ほんとに生きてたならいいな・・・。

  • 他の刺客さんたち

うっわー、おやじかっけえ><!わりと子どもの頃から時代劇好きなので、特に松方さんはテンションあがったなー殺陣がびしーっとさすがでした。他の方もそれぞれちゃんと見せ場があって、死んでいく様はそれぞれ泣ける><これが百数年前の日本だなんてどうやっても信じられないよね・・・