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花形歌舞伎・夜

12月文楽のチケット発売日をすっかり忘れてた・・・あぁぁ・・・すでに土日の公演は売切でしたよ><でも鑑賞教室の方はギリギリ買えたのでよかったぁ。土曜夜は新橋演舞場へ行ってきました。歌舞伎初心者によるかる〜い感想、興味のある方のみどうぞ!

一、通し狂言  三人吉三巴白浪(さんにんきちさともえのしらなみ)
 序 幕 大川端庚申塚の場
 二幕目 割下水伝吉内の場  本所お竹蔵の場
 三幕目 巣鴨吉祥院本堂の場 裏手墓地の場   元の本堂の場
 大 詰 本郷火の見櫓の場
お嬢吉三  菊之助
和尚吉三  松 緑
お坊吉三  愛之助
十三郎   松 也
おとせ   梅 枝
長沼六郎  種太郎
源次坊   亀 寿
土左衛門伝吉  歌 六

前に見たのは『大川端庚申塚の場』(お嬢吉三・玉三郎、和尚吉三・松緑、お坊吉三・染五郎、夜鷹おとせ・新悟)というほんのさわりだけだったので内容はさっぱりわからず、続きがみたいな〜と思っていたので、通しで見れてよかった!
人間関係がすっごい複雑なんですけど、どう説明したらよいかわかりませんwwwまあ良くできたお話でして。菊之助さんはまず声が凛として美しいですね、女形も、男に戻ってからも。立回りもキレイ。今まで松緑さんを拝見する機会が多いような気がするんだけど、どの役も愛嬌があって憎めない感じがするのはお人柄なのかしら。この和尚もアニキとして慕われるのが納得できるカンジでよかったです。愛之助さんにはあんまり馴染みがないんだけど、前にメイサちゃんと舞台やってた方?獅童さんと。オトコマエだな〜!
さてさて、私の好きな梅枝くん。三人吉三のお話を全く知らなかったので、出てきて早々に殺されちゃって、えぇぇー!もう出ないの?としょんぼりしたら、ちゃんと生きてた、よかったぁ(笑)しかも十三郎との恋を認められ(ホントは違うんだけど)うきうきかわいかったぜ☆まー、最後は実は禁断の恋でしたってことで兄(和尚)に殺されちゃうんだけどさ・・・。

二、鬼揃紅葉狩(おにぞろいもみじがり)
更科の前実は戸隠山の鬼女  亀治郎
八百媛  菊之助
従者小諸次郎  亀 寿
同 碓氷三郎  種太郎
侍女実は鬼女  松 也
  同  梅 枝
  同  巳之助
  同  右 近
  同  隼 人
  同  吉 弥
平維茂  松 緑

前半はちょい長いなぁと感じたけど、後半に向かってだんだん盛り上がって楽しかった!まず松緑さんの足捌きというかつま先の動きがキレイで足元ばかり見てしまったよ、ほわぁ、すごい。亀治郎さんもすごかった〜特に鬼女になってからの動きが激しい!舞踏劇(って言うの?)は好きだ、うん。若手衆の女形も楽しみ(特に隼人くん)にしてたけど、やっぱり梅枝くんの女形がスバ抜けて好きだわ。と言いつつ、鬼女メイクになってからは誰が誰だか全然わかんなかった(爆)