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歌舞伎と文楽

九月大歌舞伎・昼と文楽・天変斯止嵐后晴(てんぺすとあらしのちはれ)を見てきました。しかし風邪薬を飲んでしまったからさぁ大変、眠くてあんまり覚えてない(特に歌舞伎の方)、ごめんなさい・・・。文楽は見るの2回目でしたが、おもしろかった!文楽、かなり好きかもしれない。次の文楽公演は12月かぁ、今月の他の演目も見たいけどもう時間がないよぅ。



九月大歌舞伎・昼の部

一、竜馬がゆく(りょうまがゆく)最後の一日
    坂本竜馬  染五郎
 近江屋女房すみ  高麗
      桃助  男女蔵
   近江屋新助  猿 弥
  伊東甲子太郎  錦 吾
    淡海槐堂  竹三郎
   後藤象二郎  門之助
   中岡慎太郎  松 緑

染さまの竜馬、すごくかっこよかったぁぁぁぁ!武市先生の名前が出てくるとIZOさんを思い出しちゃう><竜馬の出てくるお話はいろいろあるけど、どれもこれも、ほんとにこの人が実在の人物とは信じられない、そしてこれがまだほんの150年くらい前の話なことも。刀でバシバシ人を切ってた時代からまだ150年なんすよ?すごいなーって話がずれた。来年の大河で世間的には竜馬=福山になっちゃうだろうけど、私の竜馬は染さま、または池鉄だよー。普段は飄々としてるけど、ぴしっとするときは超かっこいい!

二、秀山を偲ぶ所縁の狂言
  時今也桔梗旗揚(ときはいまききょうのはたあげ)
  饗応の場
  本能寺馬盥の場
  愛宕山連歌の場
   武智光秀  吉右衛門
 四王天但馬守  幸四郎
  安田作兵衛  歌 六
     桔梗  芝 雀
   山口玄蕃  歌 昇
    森蘭丸  錦之助
   丹羽五郎  男女蔵
   三村次郎  亀 寿
    森力丸  種太郎
   鈴木草太  宗之助
   園生の局  吉之丞
  長尾弥太郎  桂 三
   浅山多惣  由次郎
  連歌師丈巴  家 橘
   矢代條介  友右衛門
     皐月  魁 春
   小田春永  富十郎

いやぁ・・・あんまり記憶が・・・・。とにかく春永(=のぶなが)って嫌なやつだなーというくらいしか(あわわ)。前に見たときにちょいテゴシっぽいと思った種太郎くん、今回はメイクばっちりの役だったので顔がよくわかんなかった。

三、名残惜木挽の賑
  お祭り(おまつり)
  芸者  芝 翫 
  鳶頭  歌 昇
  鳶頭  錦之助
  鳶頭  染五郎
  鳶頭  松 緑
  鳶頭  松 江
 手古舞  孝太郎
 手古舞  芝 雀

これは楽しかったー!お祭りだもの。やっぱり染さまダントツでオトコマエー!!獅子舞もかわゆくて楽しかった。芸者役の芝翫さんは昭和3年生まれ!(驚)すごいなぁ・・・年齢なんて調べなきゃほんと、全然わからないです、動きからでは。

四、天衣紛上野初花
  河内山(こうちやま)
  松江邸広間より玄関先まで
  河内山宗俊  幸四郎
 高木小左衛門  段四郎
   宮崎数馬  門之助
 近習大橋伊織  松 江
 同  黒沢要  男女蔵
 同 米村伴吾  亀 寿
 同 堀江新六  種太郎
 同 川添運平  隼 人
 同 間宮帯刀  宗之助
   北村大膳  錦 吾
   腰元浪路  高麗
  松江出雲守  梅 玉

若手の隼人くん見ようと思ってたのにすっかり忘れてた!これも意識朦朧でよく覚えてないっす・・・



文楽

天変斯止嵐后晴(てんぺすとあらしのちはれ)

原作がシェイクスピアテンペスト。最初に暴風雨のようすを三味線と琴で表現するのが、今まで聞いたことないような音色でびっくり。特に琴はこの作品のために4弦増やした特別なものを使ってるそうです。文楽の何が気に入ったかというとまず“音”かもしれない。ナマで聞く琴や三味線ってすごくロックっぽいんだよなぁ〜心弾むわ。物語に妖精が登場するんだけど、その時の音も独特で楽しかったー。琴がハープみたいにぽろんぽろんしてキレイで幻想的。
ただ、まだ私が初心者なので、どうも笑うところがわからない・・・ちょくちょく客席から小さく笑いが起きるんだけど、え?ここ笑うとこ?というのが3回くらいあったなー。たしかに人形の動きがユーモラスだったりするんだけど、私は笑うよりも“わぁすごい!”の方が勝っちゃう。もしくは人形の動きはユーモラスだけど、お話的にはそんな笑う場面じゃないところとか。このあたりは数回見ればわかるようになるのかなぁ。12月の公演は演目2つ、両方見たいと思います!