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3/18 昼 青山劇場

MY ONE AND ONLYを見てきました。マージカルは去年のZORROぶりですね、なんか坂本くんの歌声がまた変わった気がするんだけど〜。前は透明感はあるけどその分薄くてパリッと固いイメージ、なんて言うか...曲げるとパキッと折れそうな薄いガラスだったのが、ほんわり柔らかくてぐっと力を加えても折れずに曲がるかんじ。ラブソングだからそうなったのか、私の耳が変わったのかはわかりませんが、1年前とだいぶ違うな〜と思いました。上手いの知ってても本当に見るたびに驚かされる。以下、共演者の方々の感想など。ネタバレも含むので、これから見る方はご注意を。昨晩、もしかしてわたしはブロードウェイミュージカルが苦手なのかも...と思ったけど違うな、恋愛ものが苦手なんでした、小説でも映画でもそうだし。だから全く共感できるところがなくて。でもそれを言っちゃうと自分の欠落してる部分があからさまになっちゃうのよね(笑)これだけ長く生きてても誰かと「ずっと一緒にいたい」とか思ったことないしwww3日間くらいが限度で「一人になりたい><」って発作がでちゃうからね^^(話がそれた)

  • 坂本くん

絶好調ですね、歌が素晴らしいのはもちろん、身体もすごく軽そうだった。絵に描いたようなミュージカルポーズがいちいち決まりすぎて逆におかしくなってしまうほど(こら)でした。

  • 大和田さん

お名前は知っていましたが(ご両親が有名ですから)初めて拝見する女優さんでした。ミュージカル界では若手の部類に入るのかしら...?(参考:新妻さん=80年、笹本さん=85年、さやか嬢=86年、大塚さん=86年、大和田さん=86年)さやか嬢や大塚さんと同い年か!声がとてもキレイでした。がんばってるなーという印象は受けるけど、厳しく言ってしまうとスタイルが...水中レビュー団のスターダンサーっぽくはなかったかな...普通のお嬢さん役なら違和感なかったと思うけど。同年代のミュージカル女優さんたちがかなりの実力派ですし、私が今まで見てきた坂本くんのお相手も宝塚出身のスターが多かったので、正直物足りないなぁ...と思ってしまってごめんなさい><という気持ちになるくらい、一生懸命にがんばっているのはひしひしと伝わってきました。好感持てるけど満足度はまだまだ、というかんじでしょうか。

  • 大和さん

元宝塚宙組トップスターさんですね、初めて拝見しましたがめちゃめちゃ顔小さくてウエストきゅーっと細くてスタイル抜群ですなぁ!スタイル的にはこの方の方が“水中レビュー団のスターダンサー”っぽいんじゃないのかと...あわわ。もっとキラキラ派手な衣装で踊って歌う姿が見たかったです><飛行機の整備士役(実は○○)ですから衣装は地味なんですがそれでもあふれ出るオーラ!宝塚のトップってやっぱりすごいんだなー。

  • 鈴木さん

素敵だった!最初はばりばりの悪役なんだけど憎みきれない愛嬌があって、最後は愛すべき人物にまで変わってしまう難しい役だと思うけど、さすがですー。彼らの行く末も気になるじゃないの、もう少し鈴木さんの歌も聞きたかった!いろんな舞台でお見かけしてますが『ライト・イン・ザ・ピアッツァ』はよく覚えてますよ〜歌がとてもお上手だったから。またどこかの舞台でお会いできるの楽しみにしてます。

  • 川平さん

初めて見たのは新感線の『五右衛門ロック』、このときにびっくりしたのよね〜こんなにミュージカルの人だったんだ!と。今回、出番はそんなに多くないけど短い時間の中でたっぷり魅せてくれたな〜という印象。余裕で笑わせてくれるお洒落でダンディーな役がぴったりでした。

以下、ちょいネタバレ。


まず私がどのくらい恋愛ものが苦手かと言いますと、世間的には人気と思われる小説「図書館戦争」が実はかなり恋愛小説だと読み始めてわかったときに絶望したくらいのレベルですよ(2巻めでギブ)。そんな私としては、せっかくロシアのスパイと整備士その実はFBI捜査官がいるのなら、もう少しサスペンス的要素があればもっとストーリーが楽しめたのになぁ〜と思います。どちらかというとあの2人中心のストーリーが見たいくらいですw
ビリーとイーディスの間にあるものがさっぱりわからないんだもの。ビリーはなんで近くにあんなきれいなミッキーがずっといるのに惚れず、突然イーディスに惚れるの?う〜ん、やっぱりイーディスよりミッキーの方が魅力的に見えちゃったのがこのお話に入り込めない理由なのかなぁ...