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3/4 BLUESQUARE MUSICALHALL

3/2〜5にSeoulへ行ってきました。順番前後しますが記憶のあるものから先にメモ。4日の夜はブルースクエアミュージカルホールで「エリザベート」観劇。日本版エリザも大好きなのでいろいろ比較しながら見れて楽しかったです。ジュンス(JYJ)の回じゃなかったのがちょっぴり残念だったけどそれ抜きでも十分に見ごたえありました。
劇場はとてもキレイで、席は3階2列でしたけど足元がひろーい!椅子の幅も余裕ある作りで快適でした、これで40000Wとか信じられない。

まずは会場の外観とキャスト表。外には「エリザベート」と次回作「CATCH ME IF YOU CAN」の大きな垂れ幕がかかってます。ギュとキーくんのも見たい><!

会場内にはジュンスへの米花輪(たくさんあった!)。私はよく知らないけど姉たちが「あ!弟くんだ!!」と言ってたのもぱちり。

以下、日本のエリザをもとにした感想。といっても日本版もそんなハッキリ覚えてないので勘違い等あると思いますが大目にみてください。エリザとマリーアントワネットの記憶が混ざっちゃうのよねwww印象としては日本版と比べるとずいぶん端折ってあるかんじ。あれ?あの場面ないの??というのがいくつかありました。上演時間も少し短いのかな??
まずはキャストそれぞれの感想。

韓国の女優さん、歌がすごーーーーく上手かった。声量あるし高音も低音もバッチリで、ルドルフの棺にすがり付いて歌うとことか情感たっぷりで泣きそうになってしまったじゃないの。日本のエリザは歌唱力よりもビジュアルだなーと。でもね!エリザベートというのは美貌が武器ですからビジュアルも大切なんですよ。バーンと現れたときに「うおおおおお美しい....」とならないと!それが日本ではあるけど韓国ではなかったかな、演出的にも。

  • トート

日本のトート様は山口さん、武田くん、城田くんの3人しか知りませんが、私的ベストは城田くんなんですよねぇ〜これは韓国版を見ても変わらなかった、歌唱力の問題ではなくて声質の好みで。山口さんや城田くんは声に深みがあって優しく語りかけるようなときは聴いてるこちらがずぶずぶ沈み込むような感覚なんだけど、韓国の方はもっと硬質で全体的に高いの><それでもお上手だから全然いいんですけどね。この役をジュンスがやるのか〜と妄想したらすっごく萌えましたよぅ。演出面の比較で書くけど、あそこはトートさまの見せ場だろう!と思う場面が韓国版ではなかった、残念><

  • フランツ・ヨーゼフ

日本版ではあまり気にしてみたことなかったんだけど(トート様に夢中で)韓国版は、あれ?こんなに歌ったっけ?とわりと印象に残りました。これを今年は岡田(浩暉)くんがやるのかと思うと、日本版がすごく見たいんですけどっしかしもう行ける日のB席は売り切れ...むむむ...

  • ルドルフ

子役ルドルフくんはかわいかった〜♪ママ〜♪が♪オンマ〜♪なのはわかったよ(笑)大人ルドルフもいいかんじでした。ダンスも身軽にこなしてたし。ただ、これは私の中では浦井くんが1番なのでねぇ。

  • ルキーニ

日本ではおなじみ高嶋兄の役ですが、なるほど韓国版も似たようなキャラなのね。ピエロ役で会場を乗せるのがお上手でした。カーテンコールでの歓声もひときわ大きかったし、有名な俳優さんなのかしら

  • 演出面の違い

舞台装置は内外2重になった回り舞台を多用。トート様の出現場所は日本のように奥や上から出てくるゴンドラじゃなくて左右から、特に上手から長めの板(つり橋みたいにロープの手すりが数本キラキラついてる)が降りてくる。

最初の方の少女エリザとパパの場面。日本では外のベンチでの場面が韓国では洗面台でパパが身支度しながら。パパが持って行くものも日本は猟銃(だったよね?)、韓国はギター。

少女エリザの事故、日本は木から落ちるのが韓国では綱渡りで失敗。そして(ウラで)トートさまが受け止めて抱っこして出てくる。日本は抱っこはなかったような。

結婚してからの様子はだいぶ端折ってあり、ルキーニが実際の俳優さんたちに紐をつけて、操り人形のお芝居っぽくさーっと説明。子どもをゾフィーに取り上げられてしまうところもあっさり。日本版エリザって女の子2人いなかったっけ?記憶があいまいだけど日本版はハンガリー旅行先でエリザの美貌にハンガリー国民が魅了されたり、ピストルで狙われて本来なら命を落とすところ、トートが娘の命を代わりにもらっていくんじゃなかったかなぁ?そのあたりはバッサリなかった。そーだ、ここでトート様がマントをばさーっと翻して御者になる場面がなかったの><!ハンガリー国王戴冠式もさらっと流れであっさりと。

子供ルドルフの歌の場面はベッドで。日本版は書庫みたいな場所でセットがもう少し豪華だったかな?トート様とのからみもあっさりであんまり友達になったかんじではない。ルドルフが剣を振り回すのもなし。

フランツがゾフィーの策略で娼婦から性病もらってエリザの具合も悪くなっちゃう場面、ここもトート様の見せ場だと思ってたけど韓国版はそうでもなくさらーっと。たしか日本のトート様はスケスケシャツで胸元開けて偉そうに長いすに腰掛けたりして記憶があるんですけど...

エリザの旅も日本よりだいぶ時間短かったのは、回り舞台を多様してるからなのかしら〜。ルドルフが窮地に陥って助けを求める場面は、透明のカベの向こうにエリザが見えてるのが余計にルドルフの哀れさを増してよかったなぁ。エリザベートの中で一番哀れなのはほんっとルドルフだよねぇ...泣ける。

お楽しみのトート様とルドルフの場面は、日本のはトート様 対 ルドルフの1:1の雰囲気が強いんだけど、韓国はトートダンサー含めた全員でルドルフを翻弄というかんじ。ピストルを床にさーっと滑らせてパスしつつ、それを追いかけまわるルドルフですよ。う〜かわいそう><。最後は死神のキスとともに銃声がバーン><!子役時代も含めて、あまりトート様のルドルフへの想いが感じられなかったかな...ちゅーがあっさりなんだもん(笑)

韓国版のことをいろいろ書いたけど、私、ハングルまったくわかりませんから〜そのせいで理解できずに端折ってある?と思ったのかも。とにかく2つの演出の違いを楽しめたので韓国版も見てよかったです!日本のはセットが豪華で見た目も麗しい、韓国のはシンプルかつスピーディーで飽きることなく見れるのがいいところかなぁ。お客さんのノリは韓国すごいっす。歌が終わる毎に拍手だけじゃなくて「ひゅーひゅー!」の歓声で大盛り上がり。3階席はけっこうガラガラでしたけどね。

そうそう、韓国でもこのミュージカルはカーテンコールも撮影禁止のようでした。カメラ用意してる人もいないし、それらしき人のところには係員が注意しに行ってました。何でもOKではないのね、この違いはなんなのかしら...?