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ALL SHOOK UP

【12月9日夜の部・青山劇場】
It's TAGUCHI-Dream☆彡 オレ、最高〜!!!のChicaさんとご一緒させていただきました、いつもありがとうございます!昨日も書いたけど、凄く面白かったです〜。まず坂本くんに謝りたい。今まで坂本のくんのこと、歌が上手いな〜とは思っていたけど“もの凄く上手い”の間違いでした。それもちゃんと舞台用の上手さを持っているんですね、外部のミュージカル界のキャストさんと比べても全く遜色なくて正直びっくりでした。ぶいちっくすの曲を聴くとき、どうしてもいのっちファンの私はイノハラさんの声を探してしまうのですが、今度は坂本くんの声を中心に聴いてみようと思ったですよ。では以下、ネタバレも含むかもしれない感想です。
主要キャストさんの感想を。
<チャド=坂本くん>前半は自信たっぷりでオトコマエ、自由のない街のみんなにもっと自由に愛し合おうぜ!歌おうぜ!踊ろうぜ!とあおり、またそれがかっちょええんだ(笑)腰をクイッとするだけで女がバタッと倒れる(爆笑)才色兼備な悩殺美女のミス・サンドラ(湖月さん)に一目ぼれしてからもそれは変わらず、自分のやり方でぐいぐいアタック(相手にされず)。ところがふとしたことで自分が愛しているのが違う人だと気づいてからが一変、ヘタレに。もうこの変化が最高におかしかった!席が前の方だったことで、表情までしっかり見えたのももの凄く楽しめた一因かな。だって悪魔vs天使の場面での、赤い悪魔の坂本くんのあの変態ちっくな表情ったらないぜー!ウハウハしてた!!ダンスについては、私は今までのミュージカルを見てないので「うわー、さすが踊れるなー!かっけー!」と思ったのですが、坂本くんファンの方の感想を読むと、ダンスシーンが少ない!!とのこと、わぁぁぁ、そうなんですね〜。もっともっと踊れるのか〜、そう言われると他の舞台も見たかったなぁ。お金があればもう1回みたいよ、この舞台。J-チケットに日曜があるんだよなぁ・・・むむー。これからは坂本くんのミュージカルは絶対に見るよ!と誓いました。
<ナタリー/エド=花影さん>宝塚の娘役さんなのですね〜初の外部出演とのこと。小さくて細いのにすごいパワフルで宝塚の底力を感じました。かわいいのに芯がしっかりと強くて、最後はさらに自らの意思で進む道を決めるかっこいい女の子にピッタリでした。男装姿をデニスは「何やってんの?!」な勢いで気がつくのにチャドは全く気がつかないところが、チャドのナタリーへの興味のなさを表現してて、比べちゃ悪いがヴェローナの二紳士はやっぱり都合よすぎたよな〜と(苦笑)
<ミス・サンドラ=湖月さん>笑った!後半のはじけっぷりが凄い!!最初は見事な知的で妖艶な美女なのに、エドに恋してからの彼女が最高!宝塚のトップの方だったのですね〜始めて拝見しましたけど、男役の頃を全く知らないので、普通にお綺麗な女優さんに思えましたよ〜。チャドの『Love Me Tender』にも落ちずに本でバコッと叩いちゃったりね、かなり笑いを取ってました。そしてダンスが美しかった!!!指先まで雰囲気があって、腕のしなった動かし方とか、ビシッとした背筋とか・・・なんか翼くんに通じるもの=女王様な雰囲気・・・を感じました(笑)。美しくてかっこいい、素敵でした!
<デニス=岡田くん>To be continuedの岡田くんですよー。彼は『血の婚礼』でも見たのですが、まあ、その時は特に感慨もなかった(爆)のですが、今回の彼はこんなに魅力的な人だったんだ!と驚きました。わりと二枚目役が多かったと思うのですが、今回はこの物語のキーマンと言ってもよいほどの三枚目役、それがすっごくはまってました!岡田くんってこんなに器用な役者さんだったんだ!デニスがなにか動くだけでもオカシイ、でもせつないんだよね・・・なかなかナタリーに想いが伝えられず。友達としてチャドの相棒の座を譲ったりしちゃってさ・・・。演技も良ければ、歌がうまいー!!彼ももうミュージカル俳優さんなんだなぁ・・・普通のお芝居じゃもったいないよ!
その他の方も全員もれなく素敵でした!特にバーのママの諏訪さんの表現力豊かな歌、尾藤さん(娘)のホントに黒人かと思うようなリズム感と歌声、町長役の伊東さんの余裕たっぷりな悪役っぷり、町長の息子役の方の歌の上手さと身の軽さ!、ナタリーのパパ役の尾藤さんもチャーミングなパパだったなぁ・・・リーゼントに革ジャンがさすがにお似合い。50代だと思ってたら今年65歳だそうで、さらにびっくり!みえねー!
恋に落ちると必ずスポットライトが当たって歌う『Fools Fall in Love』、わかりやすくてサイコーでした!皆の表情がイキイキしてて。