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8/8 17:30 帝国劇場

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3回目のエリザベート、今回は芳雄トート。お初は古川ルドフルと育ルキーニでした。今回のキャストで未見なのは香寿さんとチビルドの大内くんとなりました。子役はその日にならないとわからないので全キャスト制覇できるか微妙なところ。

さて、当初チケットが揃った時は芳雄トート1回/城田トート4回の予定だったのがなぜか芳雄トート3回/城田トート2回に変化したwもちろん城田トートのことは2010年の時点で私的理想のトート様!!!で今でもその思いは変わらないのですが(だから2012年は絶望した)、井上くんのトートが本当に予想外に良くて!Wキャストを交互に見たくなっちゃいました。でも今思うと、芳雄トートはこれから再演のたびに会えそうな気がするけど、城田トートはまったくわからないよね...やっぱり今回もっと見ておくべきだったかな...2010年の城田トートの千秋楽、最後の挨拶で「毎日プレッシャーがすごくて...」と泣いてしまったくらい大変なお仕事なのはわかってるけど、城田トートもまた違う年でも会えますように><!!!とまるでラストのように書いてしまったけど、まだ再来週も帝劇行くから。

以下、キャスト別に簡単に。

  • 芳雄トート

は、激しいっ!!!どうした、よしおーーー!!!前回のシシィは花總さんで今回は蘭乃さん。蘭乃シシィはとても勝気に思えたので、それに合わせての激しさだったのかしら。思い通りにならないシシィにいらついてさえいるような。相手役に応じて変えているのか、演技が変わってきているのかは謎。指先でくるくるシシィを翻弄するのほんっとたまらん!シシィにいらついているように見えた反動か、子ルドに対して優しくなった気がする。お互いシシィに想いが届かない者同士、同情なのかな...
城田トートを見てから芳雄トートを見ると、感情の幅広さが楽しくて楽しくて。クールなしろたんは基本、人間には興味なさげな黄泉の帝王感がすごいんだけど(トートダンサーは単なる下僕)、芳雄トートは見るもの新鮮!なんだあれ?と人間界を楽しんでいるような気がします(お供兼お目付け役はトートダンサー)。歌も緩急、高低自由自在で聞いているとうきうきしてくる。かと思うと青年ルドフルを弄んで、その気にさせておいて、すっと冷めた目で見てたりするんですよ!!!ルドルフとの死のキスはあいからわずえっろいし、自殺の瞬間は背を向けて感情が読めない顔をするんだよねぇ...死んでほしかったのか、そうじゃなかったのか...はー、芳雄トートについては誰かと一晩中語り合いたい気分です。

  • 蘭乃シシィ

ここにきて歌い方を変えてきた!!!7月に見たときは裏声はまだしも地声で歌う部分がひどかったのですが、今回はほとんどを裏声で歌ってましたよね?少女時代も。不安定で音を外すのが前よりかなり減りました。これくらいなら例年のシシィと変わらない(なにげにひどい?)レベルで、そこまでの酷評はされなかったんじゃないかと思うんだけど...まあ、Wキャストの花總さんが歴代シシィで抜群の歌うま(一路さんは見てません)なので、批判は免れないとは思うけど...
歌声が少し安定すると、蘭乃シシィの少女時代のかわいさにやっと気づけました。おてんばで勝気な少女姿がとても似合ってた。大人シシィの夜のボートはとても好きです。

  • 育ルキーニ

松也ルキーニはわりと高島ルキーニのイメージを踏襲して下世話でいやらしい雰囲気ぷんぷんさせてましたけど、育ルキーニは全然違った!なんかオシャレで粋な男に見えるんですけど...初めて見るルキーニだ、韓国エリザに近いかも(韓国は高身長で細身のかっこいいお兄さんだった)。その洒落たルキーニが精神病院のあたりから、自分の中のシシィ像が揺らぎ始めておかしくなっていくように感じました。松也ルキは最初からちょっとおかしい(笑)育ルキは最初わりとまともなのがシシィやトートに関わったおかげで人生が狂っていくようなイメージ。歌うまなのは間違いないっす。

  • 古川ルドルフ

はわ〜京本くんも美しいけど、古川ルドも負けてない。京本ルドよりは大人でしっかりした雰囲気だけど、やっぱりトート様には翻弄されちゃうんだね...芳雄トートとは身長差がほぼないので、キスシーンは城田トートとの方が萌えるのかもしれない(次の観劇はこの組み合わせだよ〜)